コカ

●英名:Coca
●学名:Erythroxylum coca Lam.
●科名:コカノキ科の常緑小高木
●原産地:ペルーおよびボリビア東部
●主産地:南米諸国、とくにペルー、ボリビア、チリ、ブラジル、アルゼンチンなどの山岳地。西インド諸島、ジャマイカなど

 世界中で人気の高いコーラタイプの飲料の香味づけに用いられるスパイスである。「コカ・コーラ」という商品名は、このコカに由来している。コカは、南米の山岳地を原産とする。

コカの香味

 葉に弱い芳香があり、苦味も感じられる。コカには、麻酔性のコカインやシンナミルコカイン、トロパコカイン、コカシトリン、コカフラビンなどのアルカロイド類が含まれている。

コカの利用法

■南米の現地住民は、昔からコカの葉を咬噛料として用いている。生乾きにしたコカの葉を袋に入れて持ち歩き、石灰またはアカザを焼いた灰をつけて噛むのだが、飢えを忘れ、疲労を癒す効果があるという。葉に含まれる麻酔性物質の効果といえる。
■現在では、葉からコカインをとる薬用植物として利用されており、局所麻酔剤、または鎮痛剤として使われている。
■葉を熱処理し、アルカロイドを分解したのちに得た抽出物を食用とし、コーラなどの飲料用フレーバーとして用いる。アメリカでは、コカインを取り除いたもののみ食品への使用が許可されている。